ヒトゲノム解析センター元センター長の中村祐輔博士 (現在: がん研究会 がんプレシジョン医療研究センター・所長) が 2021 (令和 3) 年度文化功労者に選出されました。
中村祐輔博士は、1995 年からヒトゲノム解析センターゲノムシークエンス解析分野・教授、ヒトゲノム解析センター長(~ 2011 年 1 月)を努められました。その間、日本最大の疾患バイオバンクであるバイオバンクジャパンを創設され、多くの疾患関連遺伝子の同定と共に、ゲノム情報に基づく個別化医療を先駆的に推進されました。また、中村博士は国際ハップマップ作成プロジェクトに日本の代表者として参画されました。国際ハップマップ作成プロジェクトの成果は、2007 年 Science 誌の「Breakthrough of the Year」の第 1 位に選ばれています。なお、現在、中村博士は、「内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)」における「AI (人工知能) ホスピタルによる高度診断・治療システム」プロジェクトのプログラムディレクターも努められています。
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